アドアーズがKCカードと提携、新たなレンタルビジネスに進出へ
アドアーズ(株)(藤澤信義会長、東京都中央区)は、1月12日、KCカード(株)(千葉信育会長、福岡市博多区)と、業務提携に関する基本合意契約を締結しました。
この業務提携は、レンタルビジネス及びその付帯事業を目的としており、今後、正式な提携内容の協議を開始しました。
アドアーズは、これまで首都圏を中心に業務を展開し、現在67店舗を運営している。KCカードは、昨年8月に、前身の楽天KCから会社分割と株式譲与により、藤澤信義代表のJトラストグループに加わって、新たに誕生したクレジットカード会社です。
KCカードは、新発足後に新たなBtoCビジネスの拡充を進めており、その一環としてレンタルビジネス事業への参入を検討してきた。今回、そのパートナーとして、首都圏で多くの店舗を展開しており、BtoCビジネスの実績を持つアドアーズとの提携に至ったもの。
両社により合意されている事業は、すでにクレジットカード事業により有しているノウハウや、顧客、会員サイトなどのネットワークインフラをベースにした「レンタルビデオショップ」の経営をKCカードが行い、この店舗開設から、店舗運営に係わるオペレーションや人材開発など、さまざまな面についてアドアーズが委託を受けるという内容になります。アドアーズはさらに、KCカードと共同して、集客施策や運営キャンペーン、付随するカードサービスなどについて検討と開発を進めることになっています。
これにより、アドアーズはアミューズメント施設運営事業に加え、今年度から開始しているベンディング事業への取組みを強化、新規顧客の獲得と既存顧客へのサービスをさらに充実させることを目指している。