フリュー、スマートフォン向け広告メール第1弾をiPhoneで開始
フリュー(株)（田坂吉朗社長、東京都渋谷区）は、メール画面を全面に使ったメール広告媒体「プリアドメールfor smart phone」のiPhone配信を8月1日に開始した。
フリューでは自社のプリントシール機で撮影した画像をダウンロードできる携帯コンテンツ「楽プリショット」を提供しているが、「プリアドメール」はこの「楽プリショット」を利用するためにシール機本体に入力したメールアドレスに対して、広告メールを配信できるサービスである。全国に設置されたプリントシール機から取得したメールアドレスによって会員を獲得し、現在は女子高生だけで約180万人、10代で約300万人、全体で350万人の会員を保有している。
モバイル広告業界では、「頻繁にメールアドレスを変更する若年層の女性にはリーチがしづらい」という声があったが、プリントシール機には利用するたびにメールアドレスが入力されるため、同サービスによって若年層女性へのリーチが可能になった。
「プリアドメールfor smart phone」は、「プリアドメール」の中でもスマートフォンを活用しているユーザーに限定し、メール画面の全面を使って配信できるサービスである。サービス第１弾として、iPhoneへの配信が可能になった。配信日は毎月10日。価格は50万円。
現在は10万人の会員がおり、今後、フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が進むにつれて徐々に増加することを見込んでいる。広告主には、アーティスト、ファッション、通販コスメ、ゲーム、芸能オーディション、バイト情報などを提供する企業を見込んでいる。
今後は、Android対応端末などにプラットフォームを拡大する予定となっている。
