としまえんの回転木馬「カルーセル エルドラド」が110周年
水と緑の遊園地「としまえん」(東京都練馬区)を運営している(株)豊島園(依田龍也社長、東京都練馬区)では、今年2017年に同遊園地の回転木馬「カルーセル エルドラド」が製造から110周年を迎えることを記念し、エルドラド110周年記念ロゴマークとポスターを制作した。
エルドラドは1907年にドイツで製造された後、ニューヨーク・コニーアイランドの遊園地「スティープルチェイス」で1911年~1964年の間、長く愛されてきた歴史を踏まえ、同ロゴマークのデザインは、“古き良きアメリカ” をイメージしたものになっている。生誕110周年をアピールするツールとして来年3月まで広告物・パンフレット等に使用していく。
また、エルドラド生誕110周年のお祝いに “古き良きアメリカ” を代表するマリリン・モンローと、実際にエルドラドに乗った記録が残されている第26代大統領セオドア・ルーズベルトを起用し、“Happy Birthday Mr. El Dorado”「古き良きアメリカからニッポンへ。世界を渡って、回り続けて110周年。回転木馬 カルーセル エルドラド」のキャッチコピーとともにイメージポスターを西武鉄道の主要各駅に展開していく。
■「カルーセル エルドラドの歴史」
1907年に機械技師ヒューゴー・ハッセによって造られ、ドイツで誕生。ミュンヘンで開催された “オクトーバーフェスト” で初めて人々に披露される。その後、ヨーロッパ各地のカーニバルを巡業する。
1911年にアメリカに渡った後、1969年としまえんが購入し日本へ。2年間の修理を経て1971年に再び回り始めた。2010年には、日本機械学会より機械遺産として認定されている。